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2012年07月13日

土・日はイベント満載! アール・ブリュットの魅力発見!

週末は、本展覧会の目玉事業が目白押しです。
まず土曜日の午前11時頃からは、トコヤのおばさんがチャレンジしてもできなかったはさみという、紙をスパイラルに切る、藤岡祐機氏による実演があります。なんと展示作品の横で行う予定です。
そして、午後2時からは、全国で様々なアール・ブリュット作品を発掘している、はたよしこ氏によるギャラリートークびっくりびっくり
15日の日曜日には、午後2時から、作家として活動する傍ら、日本のアウトサイダー・アート応援団としても活躍されている、田口ランディ氏による講演会が開催されます。またとない機会です。ご来館をお待ちしております。

その1 作家さんによる実演!
「チョキチョキ大行進」はさみはさみ
7月14日(土)午前11時頃から藤岡 祐機氏による、紙をスパイラルに切る実演が行われます。
土・日はイベント満載! アール・ブリュットの魅力発見!
午後3時30分頃来館。明日の予行練習。


土・日はイベント満載! アール・ブリュットの魅力発見!
明日は作品の横で実演

藤岡さんは2歳頃から紙を破るのが好きで、お母さんの実家に行った時にハサミを与えられ、それ以後、毎日紙を切りはじめたのがきっかけだそうです。
紙を切り始めたらもう止まりません。寝るまで続けています。布団の中に入っても、頭と手を出して切っています。
昔は、普通の平面切りでしたが、今では立体的なスパイラルになりました。本当にすごい技です。
※なお、体調等により、突然変更するかもしれませんが、その時はお許しください。

その2 ギャラリートーク!
「アール・ブリュット作品が生まれる、その不思議な現場」
7月14日(土)午後2時~3時30分
講師/はたよしこ氏
土・日はイベント満載! アール・ブリュットの魅力発見!
☆日本のアール・ブリュット界では、欠かすことのできない施設、ボーダレス・アートミュージアNO-MA (滋賀県・近江八幡市)。はたよしこ氏は、そのNO-MAのアート・ディレクターです。絵本作家として活動する傍ら、全国で様々なアール・ブリュット作品を発掘し、多くの展覧会の企画をされています。

その3 講演会!
「アール・ブリュットの魅力と可能性」
7月15日(日)午後2時~3時30分/美術館2階講座室
講師/田口ランディ氏 (作家)
☆作家として活動する傍ら、日本のアウトサイダー・アート応援団としも活躍されています。
新刊本として「アルカナシカ-人はなぜ見えないものを見るのか-」(角川学芸出版)、「マアジナル」(角川出版)などがあります。
※当日は、サイン会もありますびっくり

★その1~3まで、すべて事前申込不要ですが、本展の観覧料が必要となります。


作家紹介

河合 由美子
作品名 まる(制作年不詳)

河合 由美子 Yumiko Kawai(1979年生まれ 滋賀県在住)
彼女は滋賀県にある施設に通う。いつもの朝の会が終わると、誰もいなくなった静かな食堂に一人、彼女の姿がある。彼女は決まって午前と午後の作業時間前に「10分」と言って時間をとる。何をするでもなく、うっすらと頬笑みを浮かべながら自分の世界に浸り、時に大泣きをする事もある。お茶を飲んだり、通りかかった人に言葉遊びを求めたりもする。そして、自分の時間を味わい気持ちを整えた後、布と裁縫箱を用意し創作に取り組み始めるのだ。
初期の頃は魚や四角、三角の刺繍も見られたが、ここ5年間、彼女の作品は「まる」のモチーフに傾倒している。一枚の布地に迷うことなく「まる」をいくつも描き、独特の縫い方で輪郭をかたどっていく。その上から何層にも円状に糸を縫い重ねていくうち、平面だった「まる」は力によって収縮され徐々に山のように隆起し、ずっしりと重みのある、生命力に満ち溢れた作品となる。




Posted by ブリュット at 23:59

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